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7/29 (金)
 2005年世界水泳
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世界水泳。
前までは、その真っただ中にいたが、今年は違う。
引退したのだから当たり前なのだが。

ずいぶん前の日記で、同じようなことを書いていたと思う。
日本選手権のことだったか。

とにかく、プールサイドにいるのと観客席にいるのとでは、
見えてくるものが全く違うのだ。

観客席からは色んなことがよく見える。
試合の流れや、他国の調子の良し悪し。
求められる演技の質などなど。
選手のときは、試合の流れは得点で図るしかなかった。
あと、コーチのコメントから。

他国の演技なんてまったくもって観る時間などなかった。
公式練習の割り当て時間が近ければ、ちょろっと、てな感じで観たことはあるが。

その代わり、引退したあとには絶対に見られない景色が見える。
審判の顔。歓声で揺れるウオーキングデッキ。
ラストコールルーム。(←超緊張の時間帯ね。この場所)
などなど。

そういえば、まだ言ってなかった。
私が現地モントリオールに行ってきたこと。
上の話を読めば、言わなくても皆さんおわかりだったとは思うのだけど、
一応ご報告を。

かなりの強行スケジュールで往復した。
テクニカルルーティンの3日間は東京のテレビ朝日さんのスタジオで
生放送の受けというものを初体験させて頂き
(これがまた、時差の関係で午前3時前後からのスタート。
それと、ご注意。関東ローカルの放送でした。)

決勝に間に合うように、その足で成田へ。
「あー、もうっ。移動大変っ!」とか言いながら、非常に気分は充実していたりとかして。

決勝では、いい戦いをみせてもらった。近年稀にみる接戦。
日本とスペインのデュエット、チーム決戦である。
お互い、力を出し尽くしたと思う。手に汗握ったよー。
私の予想以上に、新生日本チームはたくましかった。
そして頼もしかった。

世代は代わり、チームの雰囲気も変わった。
今回の経験で、彼女達は大きくまた成長すると思う。
私が選手だった去年とは、また別のアプローチで。
できるだけ近くで見守っていきたいな、って思う。

今回のこの一連のシンクロ世界水泳でひとつ悲しいことがあった。

東京でのテクニカルの受けの中で、「誰でもわかる!シンクロテクニカル講座」
というコーナーがあり、テクニカルルーティンの規定要素を事前にプールで撮影し
(私、泳いでおります。ふふ。)
それを、テレビ朝日さんの素晴らしいテクニックでもって
水中と水上の映像をCG合成をさせ、
それを規定要素を行う順に整理して解説していくという試みをした。

テレビ画面の映像としては、ぷかーんと空間に浮かぶ球体の中に、
技の映像が入っている不思議な感じに仕上がっている。

これが、皆さんに「わかりやすいっ!」と好評だったらしい。
が、そのコーナーでご一緒させて頂いたのが優香さん。
ほんっとかわいくて、細くてちっちゃいの。
顔なんて手で掴めそうなぐらいのサイズ。
私は「これ3Dかっ!?」ってぐらい自分が大女に見えて愕然とした。

放送を終え、モントリオールに着いて京先生(MJコンテスでお世話になっています。)や、
テレ朝の方々から、「あのCGのやつよかったねー。」と言って頂いたのだが、
3Dの件?に関しては「優香ちゃんの隣は、誰だって・・・ね。」と、
微妙な慰めの言葉を頂いた。
お気遣い下さり、皆さんありがとおございました(悲)。

現地では、今も競泳などの競技が続いている。
私もテレビ画面にかじりついて必死で観ている。
競技スポーツを愛し、その真実の感動を伝えるメディア側のお手伝いを
微力ながらさせて頂いて思うのは、やはり、ひとつのことに懸ける「一所懸命」さは
どの世界においても大切にしなければならないということ。

当然のことだと思われるかもしれないが、それを日々実践することは決して容易ではない。
テレビ朝日の皆さん、朝日新聞のみなさん。
がっつり、信念感じさせて頂きました。

すごく触発された。いい時間の過ごし方ができたなあって思う。

それとデデューへ。
素敵な演技を魅せてくれて有り難う。
また一緒に泳ごうね。


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